2024年11月23日更新

黒髪揺らす女神の下で。

  • 難易度:★|
  • 人数:2人~4人|
  • プレイ時間:2~3時間(ボイスセッション)

どうも、Q3です。
今回は、短編ホラーCOCを書きてみました。
一本道の見るゲーになってしまいがちですが、粗方の探索は出来るかと思います。
黒髪の女性の人生を語り、愛と狂気に満ちた事を淡々と話されるシナリオをお楽しみください。
・現代日本、一本道切ない系ホラー

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ストック

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【シナリオ情報】

タイプ:クローズド
プレイ時間:およそ2時間~3時間
推奨人数:2~4人
推奨技能:目星・聞き耳・心理学
準推奨技能:図書館・回避・戦闘技能
ロスト・発狂の可能性:割とある。
参加条件:探索者は大学生辺りの年齢である事(22~24辺りが好ましい)

あらすじ
?「だいすき・・・だいすき・・・」
涙を濡らす1人の女性。彼女は薄暗い密室の中で泣いていた。
目の前には、彼女を見下ろしている二人の男女。
テレビには、砂嵐が荒れ狂い。
次第に月の光に照らされ、彼女が見たものは・・・


注意事項
・本シナリオは、AF・呪術は禁止でお願いします。
・自作発言、二次配布、無断転載等は禁止しています。
・改変はKP様のお好みで宜しくお願いします。
・本シナリオは、製作者オリジナルの魔術がございます。


本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する
『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright c1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all
rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


シナリオ背景
探索者は大学院生、もしくは登場人物の友人関係です。
彼女は、学生の頃にイジメを受けていました。
探索者は彼女を守るために立ち向かいました。
それからはいじめが無くなり、彼女は次第に笑顔を取り戻しています。
高校を卒業とすると共に、探索者さんは彼女と別々の道を歩んでしまいます。
彼女と連絡は取り合ったり、時には一緒に遊んだりしています。
ですが、探索者には言えない秘密があるのです。
人を食べる秘密を。


目的
・彼女の本性を知ってしまう?
・彼女を救う?
・彼女を殺害する?


NPC紹介
【食屍鬼(しょくしき)】黒百合 鏡花(くろゆり きょうか)
性別:女性 年齢:23歳 出身:日本 人外種族:食屍鬼
STR:20 CON:15 POW:13 DEX:15 APP:17 SIZ:10 INT:16 EDU:16 OPP:13
HP:13 MP:13 SAN:65 アイデア:80 知識:80 幸運:65 DB:+1D4
【呪文】
・ゾンビの創造(基本ルルブP270)
二つ目の創造の方法。材料となる死体(肉が残っている状態)を用意し志摩の血液を30ccをとり死体の唇に塗り付けキスをする。
自分の生命の一部を死体に宿すやり方です。
一体作るたんびにPOWを1ポイント消費しなければならない。召喚する場合1D4振って召喚する。
更に、命令が出来る。※基本的にリンチに近い攻撃をさせましょう。
・血の赤子たち:製作者オリジナル
3Rの時間を有する。
1Rごとに3SANずつ消費をし続けることになる。
詠唱中は、何も出来ないので味方の援護が必須となる。
3R経過し、次Rにて魔術が発動となる。
【詠唱中のシーン】
1:天井・床・壁から赤い亀裂が生じ、そこからは赤い液体が噴出している。
何かが現れそうで、身が凍るような寒気と恐怖を感じるだろう。
2:亀裂が更に広がり、そこから赤い小さな手が伸び始めた。
幼い子供のような手が親を求めるかのように。
3:空間全体に亀裂が広がりきってしまった。
もう後がないと探索者達は思う。何が何でもあの歌をやめさせなければ。
【戦闘】
・噛みつき 50% 1D6+1D4(DB分追加表記)
・組み付き 80% 成功時に再度組み付きロール成功:3D6(ベリィ・トゥ・ベリィ)
・キック 50% 1D6+1D4(DB分追加表記)
【装甲】
・なし
【キャラの説明・容姿】
・黒髪ロングで、肌の色が色白い文学少女の様な人物。性格はおっとりしていて母性が溢れている。
・誰にでも優しく接するが、心を開く事は決してない。過去に、いじめを受けた影響があるせいであまり人と関わる事を遠ざけている。
・鏡花は、探索者っと他にもう二人親友と呼べる仲が居る。
・日夜関係なく行動が出来、時間帯によって行動を始める。
【正気度喪失】
・彼女が人間ではなく食屍鬼である事を知ってしまった。0/1D6

高校時代の出来事について

彼女はある時に、投身自殺を図ろうとしていた。
飛び降りようとしていた時に、探索者達が彼女を見つけ半場強引に救助する。
目が死に、精神的の状態がかなろ良くない状態で君たちは声を掛ける。
声を掛ければ、イジメの被害者だったようで探索者達はイジメについての話は知っていた。
もちろん、黒幕も知っている。
君達は、なんとなく彼女を助ける為にイジメを行っていた連中を蹂躙し二度と逆らえないように苛烈なお仕置きをしている。

高校時代では、黒百合 鏡花は探索者達とくっついて行動しているようで、君達と他に会話をしているところを一切見ていない。

大学からは、疎遠になっているがたまにチャットで会話をする程度。

【鏡花の同級生:1】朝倉 可奈(あさくら かな)享年20歳
性別:女性 年齢:22歳 出身:日本 人外種族:ゾンビ
STR:18 CON:13 POW:1 DEX:10 APP:14 SIZ:10 INT:16 EDU:16 OPP:14
HP:12 MP:1 SAN:5 アイデア:80 知識:80 幸運:5 DB:+1D4
【戦闘】
・大きな斧 70% 1D8+2+1D4(DB追加表記)
・組み付き 70% ※もう片方のゾンビと組み付きが成功したら捕食に入る:1D6+2
【装甲】
・なし。
・貫通ダメージは1ポイントのみ。
・打撃もしくは斬撃系の武器で攻撃した場合はダメージロールの結果より半分のダメージしか与えられない。
【技能】
・人間の肉を追いかける。
・黒百合 鏡花の意思に寄って人間らしい行動が出来る。
【正気度喪失】
・ゾンビを見て失う正気度 1/1D8


【鏡花の同級生:2】米須 雄太(よねず ゆうた)享年21歳
性別:男性 年齢:23歳 出身:日本 人外種族:ゾンビ
STR:18 CON:15 POW:1 DEX:12 APP:14 SIZ:14 INT:16 EDU:16 
HP:15 MP:1 SAN:5 アイデア:80 知識:80 幸運:5 DB:+1D4
【戦闘】
・大きな斧 70% 1D8+2+1D4(DB追加表記)
・組み付き 70% ※もう片方のゾンビと組み付きが成功したら捕食に入る:1D6+2
【装甲】
・なし。
・貫通ダメージは1ポイントのみ。
・打撃もしくは斬撃系の武器で攻撃した場合はダメージロールの結果より半分のダメージしか与えられない。
【技能】
・人間の肉を追いかける。
・黒百合 鏡花の意思に寄って人間らしい行動が出来る。
【正気度喪失】
・ゾンビを見て失う正気度 1/1D8


?:黒髪で細目の男性
APP:17 SIZ:12
【キャラ設定】
導入の始めと結末の最期にしか登場しない人物。
黒髪のショートヘアー、糸目、黒い服に色白い肌をしている。
腰には、警察手帳のような物をぶら下げており『零』っという文字に横線に一本だけの傷が付けている。
名前は:死命 美月(しめい みつき)
性格は、フランクで周りに流されなさそうな感じ。
口調はキツイ部分があるがそれはその人を優しく扱って居るから。


?2:黒髪でロングポニーテールの女子高生
APP:18 SIZ:14
【キャラ設定】
導入と、運が良ければ地下探索にて出現するNPC
黒髪ロングポニーテールで見た目は美しい容姿をしている。
彼女は、大事な人が居るようで。
名前を知る場合は、地下探索にて知る事ができる。
名前は、栗花落 真愛(つゆり まい)

【導入】

ここでは探索者は居ない。
今、君達が見ているのはおかしな空間だ。
周りを観ればモザイクのように何かが荒れ果ているようで。
目の前には一人の男性がいる。
※KPは?のNPCを出して、声に出さないでRPをしてください。
「おい、聞こえるか?
・・・って聞こえるわけないか。」
「今、お前らが見ている世界は、何もかも終わっちまった成れの果てだ。」
「この物語は、観測者の選択で決まっていく。
あぁ、そうだ。観測者っていうのは今モニターの目の前で真剣なアホ面をして眺めているお前らの事だ。」
「鼻毛カットは大丈夫か? ふっ、お遊びはここまでにしよう。
これから観測者たちに頼むことがある。」
「この物語は、一人のシスター・・・黒百合 鏡花を止める物語だ。
唐突にこんなことを言われて困惑するだろう。
それは仕方がないことさ。」
「止め方に関しては、お前らがしたい事をすればいい。
俺は、色んな結末を見ているから答えは教える事が出来ない。」
「とまぁ、投げやりですまないがこの先の事は頼んだよ。」

彼は、どこか消えてしまった。

次に見えるのは、一人の黒髪ロングポニーテールの女子高生が居る。
君達が初めて見るのは夏の晴天。 風が心地よく吹き、セミの鳴き声がこだましている。
視点を下へと向けば、今居る場所はどうやらレトロチックな駅の中だった。
ホームにて一人の黒髪JKが佇んで居たが様子がおかしい。
何かに絶望をしているようだった。
※ここでも探索者は居ないです。
「また・・・繰り返したのね。
どうして? どうしてなの? どうして、死ねないの?」
「なんで、なんでなんでなんでなんで!?
誰か、助けてよ・・・死命さん・・・かすみ・・・」
「うぅぅ・・・ぐすっ」

瞬きをすると別の視点へとなっていた。
誰かの視点だ。 下を観れば見覚えのあるたわわな山が二つ。
そして、黒髪で艶やかさがある。 めっちゃ香水のいい香りがします。 甘酸っぱい青春の香りだ、やったぜ。
【現在の探索箇所】
電車の時刻表・周りの風景
※KPへここでの探索は、黒髪ロングポニーテールの女子高生を動かす事になる。
視点は、彼女の視点となる。
・電車の時刻表
2523年〇月×日
駅名:輪廻(りんね)駅
現在居る場所:雨樂町(うらくまち)
「雨樂町・・・ここってカローン事件で住民の数が激減した一部だったはず。
事件の発端にもなったところらしいけど。」
「輪廻…ね。
また、繰り返すのね。」
・周りの風景
誰も居ない海辺、誰も居ない商店街、誰も居ない駅内。
ただ一人でただずんでいるだけだ。
「繰り返すたんびに、ここへやってくる。
そろそろ電車が来ることなはず。」

ある程度の探索を済ませた黒髪の女子高生は、遠くの方から汽笛が聞こえる事に気が付く。
その先には、蒸気を溢れながら走ってくる電車。
なぜ蒸気が溢れているのかは、おそらく遊び感覚で取り付けた物だろうっと思う。
目の前には客室用の扉が開き、彼女は入る。
ゆっくりと電車が動きだす。
それは歩くような速さで、次第に段々と早くなる。
少し時間が経ったのちに、トンネルが見え入る事になる。
その中は、ひんやりとしていて星空のように輝かしい内部であった。
うつら、うつら っと眠気に誘われればそのまま身を任せるように眠ってしまった。


とある地域にひっそりと佇む(たたずむ)一件の教会。
そこには、1人の女性が経営しているっという教会がある。
そこの女性は、聖母の様に明るい笑顔を見せ、更に美人っという事なのでそこそこ有名な教会がある。
ある日、探索者に一本の電話が入る。
鏡花「お久しぶりですー 鏡花です。 今度、お暇でしたらたまには教会に来てくれませんか?」っという電話が入る。
しかし、最近ではその地域では失踪事件が多発しているらしい。
更に、不思議な目撃例もあるようだ。
彼女は一人で教会にいる。
会うついでに行ってやるかと探索者は休日の日に鏡花が待つ教会へ行くだろう。


【他にも探索者が居れば、その日にたまたま出会ったっと言う事にしてください。】


※ここで、DEXが一番高い人が目的地へ着きます。
【なにか行動をしたければ行動させると良いでしょう。】


Q、教会の周りはどうなっている。
A、色鮮やかな花園(はなぞの)が広がっている。

Q、教会の建物はどんな感じ?
A、白を基調とした立派な建物。

Q、他に何があるのか?
A、林・教会へ続く石畳・外で作業をしている人物(二人居る。)
※もし、外で作業している人物が居たらそれは、探索者とは初対面です。
朝倉 可奈と米須 雄太です。会話をする場合は適当な事を言っておきましょう。
出来るだけ、フレンドリーな感じで接してあげましょう。
目星・心理学を振られた場合は、見た目は普通の人間で黙々と仕事をこなしてるっと言っておきましょう。


ここまで調べた・もしくは他の人が来るのを待ったのなら他の探索者達は現地へ着いたって事にしましょう。
※ここではRPタイムです。好きな様にさせてあげてください。

【探索】

※建物の地図です。
・F1
'画像'
・地下
'画像'


マップの構造
1:聖堂。大きなとこには隠し通路がある。
2:懺悔室
3:厨房
4:寝室(黒百合 鏡花の部屋)
5:墓
地下:実験室。階段を上がると1:聖堂に戻る。


探索者は、色鮮やかな花園を進んでいくと大きな扉を目の前に立つ。
その扉は、大きな木製の扉。押せば重量感のある重みをアナタは感じる。
キィィィっと木が軋む音が探索者が響く。
中に入ると、聖堂に着く。
そして、聖堂の女神像に祈りを捧げているシスターを探索者は見つける。
彼女に声を掛けると、笑顔でアナタに声を掛けた。


【黒百合 鏡花が会話を始めます。ここでは、友人の様に振舞ってください。】


ある程度、時間が経ったら黒百合 鏡花は探索者に飲み物を持ってくるの忘れてましたね!っと言って
飲み物を持って来ようと催促をしてください。
鏡花「先程、キンキンに冷えたお茶を入れたのを忘れてました! これから持ってくるのですがジュースもありますよ?
いかがなさいます?」
っと愛らしく振舞いましょう。
ジュースって言われたら、最近は良いトマトが出来たのでトマトジュースを作ったんですよ!っと言って誘導しましょう。
トマトジュースを持ってきたら、少し酸味があり甘味が強いトマトジュースを持って来ましたっと言いましょう。
(KP情報:中に血が入ってます。黒百合の会話シーンが終わったらSAN値C:1/1D3


【飲み物】
1:キンキンに冷えたMU・GI・TYA
2:さっぱりじゅぅしぃとめぇとぅじゅーす
3:オレオレオレオレオレンジィィ
4:男前牛乳・魁☆ミノさんミルク
5:酒! 呑まずに! いられないっ!!
6:センブリ茶 HAHA☆ 地獄だネ☆ [


飲酒をした場合。
CON×5を振り失敗したら酔っぱらいダイス
1:笑い上戸
2:泣き上戸
3:眠そうになる
4:近くにいる探索者に抱き着く
5:テンション上がりまくってお客に突っ込んで乾杯をしまくる
6:近くにいる探索者に向かってキスをし始める。※技能判定:組みつきのみ


お茶を持ってきたら探索者に渡し再び会話を始めます。
黒百合「突然ですが、私には好きな人が居ます。・・・っとすみません、こんな事を急に言われても面喰いますよね?
ごめんなさい。その人は、なんでも出来てみんなにも信頼されてて・・・まさに人気者って感じの人なんです。
私なんかよりもずっと可愛くて明るくて私なんかとは真逆の女の子なんですよ。」
っと淡々と話を進める鏡花。


黒百合「その人とは、今でも友達として一緒に遊んでくれます。今でも大好きなんです。
でも、その人には好きな人がいました。私はその人の事は知っていますし、その人も私の事を知っています。
何故かって? それは大事な友人だからなのです。」
っと黒百合は何故か残念そうな笑顔を見せている。


黒百合「キッカケは些細な事でした。 けど、私にとっては、大事な事でした。
アナタには分からないでしょうけど。 でも、キッカケなんてどうでも良いんです。
大事なのは、その人を好きだという事なんです。
わかります? わかりますよね? それはアナタだって分かるはず。
でもですね、私にとって人を好きになるの、これが2回目なのですよ。
初めは、私がいじめを受けていた時に救ってくれたアナタの事が好きになったんです。
初めての経験だったんです。人を好きになるのって。」


【ここで最近、起きている事件の事を言いましょう】


黒百合「そういえば、最近変な事件が起きているみたいですね。
ウワサを聞くと、人を攫って行方不明になっているとか?
怖いですねぇ・・・」
っと不安そうな表情をしましょう。
ここで探索者から何かあれば答えてあげてください。
基本的には、自分は無関係な感じで大丈夫です。


黒百合「っとと、私はまだお仕事があったんでした。
すみません、しばらく席を外すので皆さんはここを自由にしても構いませんよ♪
あ、ただし祭壇の後ろは私のお部屋なので出来れば入らないでくださいね?」
って照れくさそうに言って、彼女は皆さんの食器を片付けて仕事へ向かった。


【探索】
1:聖堂
長い椅子が6台あり、人が5・6人ぐらい座れるぐらいのスペースがある。
奥を見ると、祈りを捧げている女神の像がある。
そして、周りには蝋燭が立ってあり、明るい時間帯なのに火が付いている。
※探索できる箇所「女神像・椅子・窓・玄関」
女神像:近くで見ると、それは膝をつき祈りを捧げている聖母の様な像がある。
(目星成功:その女神像を良く見ると、自分の心臓にナイフを突きさしている事が分かった。そして腕の部分に違和感を感じる。
腕の部分は、可動式となっている。 動かそうとすれば動きそうだ。 )

椅子:人が5・6人ぐらい座れる長い椅子。とくに目立ったものはなく結構使われているような雰囲気を醸し出している。
(くまなく探したいっと言われたら幸運を振らせましょう。成功で以下の情報:なぞり書きをしたような感じでこう書かれている
「あの黒髪の女はヤバい、急いでここから出ろ」っと書かれている。)
窓:外を見るとそこは暗くなっている。窓は特殊な形になっているのでそういうものなのだろうと不信感を抱くだろう。
玄関:アナタは玄関を開けようとする。ドアノブを引くと全然開かない。押してもダメ、引いてもダメ。
・・・自分は閉じ込められたのだと思うだろう。SAN値C:0/1


2:懺悔室
懺悔室に向かった探索者、そこには、黒い大きな箱の様な物が二つあった。
よく見ると、その箱は人が一人は入れる様な箱。
中に入ると宣言した場合は以下の情報を。
中に入った探索者は、椅子に座り、反対側には網格子になっているが反対側が見える様になっている。
そして、反対側を見ると1人の男性が居た。
だが、その男性は何かがおかしい。暗くて良く見えないが首が傾いてて微動だにしていない。
(アイデア成功:アナタは気付くだろう。そいつは死んでいる。さらに言えば初めにあった作業をしている人物だという事に
SAN値C:1/1D3
アナタがそれを覗いていると、急にソイツは動き出して探索者を襲うように暴れ始めた。(戦闘ラウンド)


黒い大きな箱に閉じこもっている探索者は、その扉が閉まって居る事に気付く。
急いで何とかしないとアナタはとんでもない事になるだろう。
STR×5で(1D3振った値)回成功すればその扉を壊すことが出来る。(制限時間は6ターン)


(探索者が複数いる場合)
アナタが入ってきた扉がキィィィ・・・っと音を立てる。
するとそこにはもう一人の教会の人間に出会ったが、手元を見ると明らか持ってはいけないような物を持っている人物が俯いた感じで探索者の目の前に現れた。SAN値C:1/1D3
(目星をするって発言があり成功:そいつは肌の色がまるで生気を感じられない。そして口からボタボタと血を流し目の焦点が合っていない事に気付く・・・まるでゾンビに会ったかのように。SAN値C:0/1D6)←倒した後でも死体を調べるっとしたら、ストレートにゾンビって言っても大丈夫です。SAN値はキッチリと減らしてください。


3:調理室
ここは調理室のようだ。
周りを見渡すと釜戸(かまど)があったり新し目な冷蔵庫だったり、何かとこだわりのある設備が並んでいる。
調べられる箇所「冷蔵庫・釜戸・保冷庫」
冷蔵庫:調味料、鏡花から出された飲み物が整理整頓されている。
(目星成功:メモを発見する。それはトマトジュースの作り方が書かれている。トマト大粒1個に対して血液を20mlっと書かれている。
これを観てトマトジュースを飲まなくて良かったと安心する。もしくは飲んでしまった事にSAN値C:1/1D3
釜戸(かまど):今でも使われているような形跡がある。
(さらに調べようとすれば目星。成功:大きな骨を発見した。更に医学成功もしくはアイデア成功で人の骨だと分かる。SAN値C:1/1D3
保冷庫:中を開けると肉が沢山保管されている事が分かる。
中を探ると人の頭部を発見する。SAN値C:1/1D3


4:黒百合 鏡花の部屋
中に入ると白を基調とした部屋に入る。ベッドがあり鏡やタンス・本棚が置いてある。
調べられる箇所「ベッド・ドレッサー・タンス・本棚・窓」
ベッド:掛け布団や枕をズラしたりすると百合漫画が出てきた。(内容は純愛系学園百合漫画。結構スケベな描写がされています。)
ベッドの下を探ると宣言した場合:幸運を振らせましょう。成功で手記みたいのを発見。(鏡花が書いている日記を発見※1)
ドレッサー:化粧品ばかりで特にめぼしいモノは無い。引き出しを探すっと宣言された場合:2枚の手紙を見つける。※2
タンス:3段仕切られているタンスがある。上から1段目:洋服 2段目:スカートやタイツなど 3段目:下着がズラリと並んでいる。
本棚:主に料理の本が並べられているが、一冊だけ妙に気になる本を手に取った。
題名は、食屍鬼の衝動を抑える方法? ※3
窓:墓場の描写へ移動する。
【資料の描写】
※1 鏡花の手記
これは鏡花が書いた手記だ。
毎日書かれていたり、一年置いて書かれなかったり感覚は様々だ。
中で気になった部分だけを描写。
2013/06/25 (この時は17歳)
天候は晴れ。徐々に暑さが出てきて梅雨が明けたら一気に夏っぽくなってきたこの頃。
私は、今日も人間らしく生きて行かなきゃいけない。
7/13
今日も、またあいつ等に呼ばれて人気の無いとこに連れ込まれました。
今日もいっぱい殴られてしましました。
7/15
怪我が酷くなっている中、顔が醜い化物になっている私に話しかけてくれた。
・・・私を苛めるのでしょうか? そうだとしたら楽になりたいな。
もう嫌だ・・・
7/19
助けてくれた。あの人達は私を守ってくれた。ありがとう・・・(最後の文字は擦れて読めない。)

2014/04/02 (この時は18歳)
久しぶりに日記を書きました。
あれから、あの人たちは私っという醜い存在を友達と呼んでくれました。
イジメは無くなり気が付いたら半年以上も日記を付けていませんでした。
でも、この春から離れ離れになってしまいました。
私は、天文学を学ぶために大学へ行きます。
皆、これからも私の事を友達として接してくれると良いなぁ・・・
05/30
大学生として新しい春が過ぎ、私には新しい友達が出来ました。
朝倉 可奈さん米須 雄太さん
私は、コミュ障で一人で昼食を取っている時に声を掛けられ
二人そろって私の容姿について褒めてくれました。
「黒百合さん・・・だっけ? 黒百合さんのそのロングヘア―艶があってとっても綺麗だね」
っと太陽の様な笑顔で褒めてくれました。
その笑顔を観た時に・・・いえ、おそらく気のせいでしょう。
10/25
あれから、お二人と友人になってから数か月経ちました。
ショッピング行ったり、ご飯を食べに行ったりしてきました。
けど、私はご飯は食べずにお二人が食べてるのを眺めてるだけですが・・・
このところ、アノ衝動が抑えられなくなっています。
朝倉ちゃんを観てると・・・段々、愛おしく思えてきて・・・
12/13
とある暇な時に、朝倉ちゃんからこんな事を言われました。
「鏡花ちゃんって好きな人は・・・いる?」
っと言われましたが、私は居ないよっと答えました。
・・・本当は居ました。私は米須くんが一人の男性として好きでした。
朝倉ちゃんは私にこんな事を言って来ました。 ごめんね・・・ありがとうね・・・
何故、謝るのですか? 私は居ないと言ったのにどうして?
気が付いたら、私は泣いていました。
これが失恋っというやつなのでしょうか?

2018/03/05 (この時は22歳)
私はやってしまいました。
このところ、動物のお肉だけで大丈夫だったのに私は我慢がもう出来なかったみたいです。
私は人間を食べてしまいました。食屍鬼として、大事な命を保つために人を食べました。
その時に2人に見られてしまいました。
私はどうしようもなく泣き崩れてしまい。必死に謝ってました。
決して許される事もない罪なのに、私は虚しく涙を流しながら謝罪をしてまいた。
ですが、朝倉ちゃんと米須くんは私を優しくしてくれました。
私は混乱をしていたのでしょう。
2人に、私の事についてしゃべりました。
そう、私は食屍鬼っと言う事を。
04/19
あれから、2人はいつもと変わらずに私と接してくれています。
ある時に、米須くんと朝倉ちゃんが入っているサークルで、米須くんとお二人の女性の先輩が手を繋いでるのを見てしまいました。
米須くんは、色んな人から好かれやすく親しみやすいです。それは朝倉ちゃんも一緒です。
でも、浮気はダメじゃないですか・・・米須くんには朝倉ちゃんが居るんじゃないですか。
ふと、わたしの心の中に黒い何かが湧き出てしまいました。
05/20
浮気を辞めさせるべく、私はあれから調査をして先輩に声を掛けました。
朝倉ちゃんにもその事に伝えました。米須くんとは口喧嘩になってしまいましたが・・・
先輩と、お話ししてる時ひょんな事を言われました。
「あんたの秘密はこっちに握ってるんだ、バラされたくなかったら指くわえて見ててな」っと
一体何を言ってるのでしょうか? もしかして・・・
05/21
やはりでした。
私の勘は当たってました。朝倉ちゃんと米須くんで私の事について話し合ってるのをあの女狐に漏れてしまったみたいです。
でも、もう大丈夫です。お片付けは済ませたので。
翌日、米須くんと仲直りするつもりです。
こんな私をまた許してくれるのでしょうか・・・
そして、ここ最近
朝起きると私の身体が赤く染まってるのは何故でしょうか?
08/10
ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・
朝倉ちゃん・・・米須くん・・・
私は、再びやってしました・・・
神聖なる教会で私は二人を食べてしまいました。
先月ぐらいから体調が優れなく、人を食べていてもお腹が満たされなく
私は餓鬼の様に飢えてしまったのでしょうか。
その時、2人がやってきて。
私は、わたしは・・・
2人を食べてる時に、朝倉ちゃんと米須くんは私に・・・
「大丈夫だよ、ずっと一緒に居るから。だいすき」っと血だらけで余裕も無いくせに
そんな事を言われました・・・ あぁ・・・

2019/02/04
2人を食べてから私は、死に物狂いで二人を生き返らせようとしました。
ネットで探したり、教会にある書物を読んだり。
偶然、教会の地下を見つけ魔導書の様な本を見つけたり。
私は、2人に会いたい、そして謝りたいがために私は死者を蘇らせたのです。
ゾンビとして。
二人の唇には生命を宿す鮮血の口づけを。


※2 二人の手紙
朝倉と米須が書いた鏡花への手紙。
文字は朝倉が書いたモノだ。
内容
「鏡花ちゃん、あれから大丈夫? 体調は平気?
私と雄太は心配だよ。
元気になったら、また3人でお出かけしようね!
あ、ついでに鏡花ちゃんがよく話してた高校の時の友達に会いたいな!」


※3 食屍鬼の衝動を抑える方法?
あの時、お二人を食べた時に私の胃袋はとても満たされました。
心もとても満たされ常に私の中に朝倉ちゃんと米須くんが居る様な気がします。
他の人間を食べても心も胃袋はそんなに満たされなかったのですが、おそらく私がときめいた人を食べると
心身共に満たされるのでしょうか。
だとすれば、私はあの方達とずっと一緒に居たいですね。


5:墓場
鏡花の部屋から外を見ると、そこにはランプが付いていて、その明りで見ると墓石が等間隔に建っていた。
そして、奇妙な光景を目にするだろう。辺りは暗いのに何故か人が数名立っている事に。
やがてそいつは歩く。だが歩き方がどうもおぼつかない様子。
体制を崩して倒れると、そいつはグチャ!っと肉が潰れたような音がした。
すると周りに、似たような歩き方をする人が集り始め(たかりはじめ)倒れた人を群がり何やらグチャグチャと音をならし
獣のような咆哮が聞こえた。
それを観た探索者はSAN値C:2/1D8


地下:何らかの実験室
女神の腕を動かした探索者は、像の下に通路が出来る。
そこへ下っていくと、血生臭い何らかの実験施設だという事が目の前に惨劇を表していた。
調べられる箇所「中央にある台・大きな入れ物・テーブル」
中央にある台:そこには血だらけになっている台があった。見た感じは手術台の様な物。
大きな入れ物:暗くて分かりずらいが液体のようにテカテカとしている。
テーブル:魔導書のような本を見つけた。 魔導書:ゾンビの創造 P270にある2個目にある血とキスでのやり方 
入手した場合:クトゥルフ神話技能+1 SAN値減少1D5


全部探索が終われば、探索者全員に幸運を振らせましょう。
成功・失敗:特になにも起きなかった。
ファンブル:大きな入れ物から「おぎゃぁ」っていう鳴き声が聞こえたがなにかが居るわけでもないようだ。
SAN値C:成功で1 失敗で1D3
クリティカル:中央にある台に、ゴドンっと鈍い音がした。目の前には一人の裸の女性が横たわっていた。
その近くには、カルテのようなものがある。
SAN値C:成功で1 失敗で1D3
※もし、テーブル・大きな入れ物に居る場合は以下の事を。
付近になにかの物音がした。そっちへ振り向けば一人の裸の女性が横たわって居る事に気が付く。
SAN値C:成功で1 失敗で1D3
【探索箇所】
裸の女性・カルテ
・裸の女性
黒髪ロングで、艶やかさがあり、見た目はかなりの美女だという事がわかる。
透き通るような白い肌、整った顔、今でも起きてしまいそうなぐらいだ。
だが、彼女はすでに亡くなっているそうで脈を測っても呼吸すらしていない。
OPP、とても大きいです。DかFはあるだろう。
それは、ヒマラヤ山地にありそうな立派な山だ。
・カルテ
始祖計画ニテ始祖計画:吸血鬼ノ創造ヲ行ッタ。
結果ハ、身体ヲ作ル事ニ成功シダガ、魂ノ定着ニマデハ行カナカッタ。
ヨッテ、コレハ失敗トス。
検体:栗花落 真愛

【決断】

教会の内部を調べつくした探索者は、聖堂の中央に来て周りを見ている。
すると、どこからか聞き覚えのあるような声が聞こえた。
周りを見渡すと、女神像の上で立っている黒百合 鏡花の姿があった。

黒百合「私の本性を知ってしまいましたね?」

彼女の顔は狂気に満ちた笑顔を見せていた。
ここからどうするかは探索者の行動次第になるだろう。


黒百合「ねぇ・・・だいすきだから、わたしの中にずっと一緒に居てくださいな?」


只ならぬ殺気が探索者を襲うだろう。
(KP情報:ここは任意ですが幸運振ってください。成功したら1D2を振らせゾンビになった朝倉・米須を召喚しましょう
二人が出ている時は、鏡花は基本的に手出しはしません。)


鏡花は、目を閉じ。
聖母のように優しい微笑みを見せれば、目の前には教会の外で作業をしている人物が現れる。
それは大きな斧を持ちながらも生気のない表情をし、口から目から血を流していた。
暗く悲しい表情をしている。
鏡花は、歌を歌い始める。
すると、天井・床・壁から赤い亀裂が生じ、そこからは赤い液体が噴出している。
何かが現れそうで、身が凍るような寒気と恐怖を感じるだろう。
何かが現れたら自分たち死ぬのでは?


【戦闘時にて魔術詠唱のシーン】
1:天井・床・壁から赤い亀裂が生じ、そこからは赤い液体が噴出している。
何かが現れそうで、身が凍るような寒気と恐怖を感じるだろう。
2:亀裂が更に広がり、そこから赤い小さな手が伸び始めた。
幼い子供のような手が親を求めるかのように。
3:空間全体に亀裂が広がりきってしまった。
もう後がないと探索者達は思う。何が何でもあの歌をやめさせなければ。


【詠唱時に心理学をした場合】
KPの判断に任せるが、以下の事を記載しておく。
1:君達を救うために魔術を詠唱している。
だが、彼女には迷いがあるみたいだ。
2:彼女は泣いている。 こんな自分を止めて欲しい。
そう心からの叫びを現しているかのように、涙を流している。

※もし、鏡花とのRPをする場合は、その探索者の行動を消費させること。
会話も行動の1つに入るので注意を促してください。

【BAD END】
・その1:通常戦闘にて敗北した場合は以下のシーン
探索者は食屍鬼に負けてしまった。
彼女は「ごめんなさい・・・」っと涙目で虫の息になっている探索者を見つめている。
そして、彼女はアナタ達を捕食し始めた。
ついでに自分の配下にしようと鏡花の鮮血を口に含み
深紅の誓いを亡き者になった探索者にするだろう。
そして、立ち上がる。
君はこれからは鏡花との一生に傍でゾンビとして君は果てしない新しい人生を歩まされるのだから。

全滅エンド:生気の無い友人たち


・その2:血の赤子たちの詠唱が4R目に入ってしまった場合は以下のシーン
鏡花の歌が終わった。
この空間は、赤くどろりとした液体が床一面に広がっている。
その中で、赤子の泣き声が鼓膜が破れてしまいそうになるぐらい響いている。
やがて、赤い手が伸び、身体が現ればそれは赤ん坊だった。
赤い液体にまみれた赤ん坊だ。
それが聖堂一面に存在し、それは一カ所へと集まるかのように1つの生命体を作ろうとしている。
それは、赤ん坊で作られた不完全な赤ん坊だった。
探索者達は、その不完全な生命体に見られ身動きが出来なくなっている。
身体を動かそうと思えば、足元が無数の手に捕まれており力がかなりのモノだった。
大きな地震が始まり君達は体制を崩し、倒れてしまう。
・・・上から強い力で押しつぶされてしまい。 君達が気が付いた時は
生きたまま丸のみにされてしまう最後を遂げた。
探索者が居なくなったのちに、一人の男性が開かない扉を破壊し、鏡花と赤子たちの目の前にやってくる。
それは、黒と白の靄(もや)を両手に纏い手先の部分には武器をぶら下げている。
黒髪で細目で華奢な体系の男性がこんな事を言う。
「この世界での探索者は、ここで終わったんだな。」
のちに、一人の女性と赤子が悲痛な叫びと血飛沫を巻き散らかしていた。
数日経ったある日の事、その教会では放火事件が起き全焼してしまったとのこと。
数名の遺体が発見され、それは黒百合 鏡花・彼女の友人・探索者達っという事が分かった。

全滅エンド:鏡花が助けたかった命


【分岐ルート】
鏡花はアナタの一撃を食らい跪いてしまい倒れてしまう。
彼女は、笑っている。
探索者の記憶には、ここまでアクティブな彼女は観た事が無いぐらいに清々しい程の笑いを。
彼女は最後に君たちにこう願うだろう。

「ずっとやってみたかったんです。友達とこうして喧嘩する事を。
言葉なんかじゃなくて、思いっきり殴り合う事を。
命に関するエゴとかそんなの無関係に、アナタ達とずっと一緒に居たかった・・・・!!」

彼女は、泣いている。
死を覚悟するかの様に。
さぁ、探索者よ。
自分の手で友を救うか、助ける為に手を指し伸ばすのか選ぶが良い。


【手を指し伸ばす】
鏡花はキョトンとしている。

「私を殺さないのですか?
食屍鬼である私を」

探索者は、彼女を生かす事にした。
そして、彼女はこう言うだろう。

「私を生かしたら、新たな被害が出るのかもしれないのですよ?
それでも・・・それでも、私に生きろと言うのですか?」

キミらはこれで後悔は無いのだろうか。
化物を此処で殺めておけば良かったっと後悔はしないのだろうか。

鏡花は戦意を失っている。

気が付くと、外は明るくなっている事に気が付く。
さっきまで真っ暗だったのに、急に昼間の様に明るくなっている事に気が付く。
探索者は、鏡花と一緒に片付けをし再び会いに行く約束等をするだろう。
鏡花は、探索者に再度謝り見送った時に

「やはり、この世界は命に嫌われていますね。
これだけ、やっていても生かされるんですか・・・」

さよならが大好きな鏡花は、ボロボロになった二人の友人と共に再び教会の仕事へと戻った。

【True End】:命に嫌われている
生還報酬
生還した:1D3
彼女を生かした:1D3



【友を救う】
探索者は、女神像の近くにある斧を見つける。
それを手に取り、戦意喪失している鏡花を振りあげた。

「ようやく、大嫌いな命から解放されるのですね。
ありがとう・・・だいすきです。」

キミは食屍鬼である彼女の首を撥ねた(はねた)。
大量の血が床を汚していく。
それと同時に外が急に明るくなる。

死体になった鏡花に光が照らされる。
上を見ると、そこには一人の女性が天へ上る絵が描かれてるモノだった。

これで良かったのだろうか?
いや、良かったのだろう。
人を食べる存在である彼女を殺めといて良かったのだろう。
結局は、人間でも化物でも命に嫌われているのだ。

少ししたら、なにやら焦げ臭い匂いがし始めた。
気が付くと鏡花の部屋が燃え始めている事に気が付き探索者はその場から逃げ出した。

数日後、鏡花が居たところが新聞に載っていた。
出火した原因は不明で、遺体はどこにもなかったそうだ。

数日が経った日の事。
一通の手紙が探索者に届く。
【大変だったねお疲れ様。 これで終わりだと思うのだろうけど
化物の存在を知ってしまった君たちには付き合って貰うよ。
蒼い鬼灯・白い薔薇・双子の牡丹 を救ってやって欲しい。】
そんな内容が、アナタ達に伝えられた。
きっと、運が悪ければこの先に待ち受けてる不幸に見舞われるだろう。

扉の向こうから聞こえる、けたたましい笑い声と共に。

【Happy End】 救われた命
生還報酬
生還した:1D3
彼女を殺害した:1D3




【あとがき】
はい! えー・・・っとー
今回、黒髪揺らす女神の下で。をプレイして頂きありがとうございました!
救われない命をどういう風に最後を送るのか、そんなシナリオを書いてみたのです。
食屍鬼である黒百合 鏡花・ゾンビになってしまったその同級生
過去は悲惨なモノでしたが、最後は探索者に助けを願う彼女の物語です。
今回も簡単にキャラの説明をしていきます。

【黒百合 鏡花】
彼女の両親は、高校生のまでにDVを受けていてその時に食屍鬼の力を開花し食い殺してしまいます。
それからは、1人暮らしで家事などこなしていました。
もちろん、普通の食事もしていましたが徐々にその食事すら厳しくなっていき、人肉へ手を出し始めたのです。
救いようのない命、行動が彼女を徐々に狂わせて行きました。
【朝倉 可奈】
米須・鏡花の友人であり親友でもある。
鏡花が狂っていくさまを見届けた結果、最終的には鏡花に捕食されゾンビにされてしまいます。
これは、本人は望んでいる事です。
淋しくないように、ずっと傍に居られるように。
さらに、彼女も親から性的虐待を受けていた一人です。
【米須 雄太】
このキャラは可奈と同様です。
最後はゾンビになってしまいます。
彼の場合は、家系的なものが絡んでいて決められた将来、約束された婚約者。
米須は、そのストレス等もあり鏡花に身を捧げました。

今回はこんな感じで簡単に説明していきました。
さて、終わりにします。


またな。

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