注意事項
・本シナリオは、AF・呪術は禁止でお願いします。
・自作発言、二次配布、無断転載等は禁止しています。
・改変はKP様のお好みで宜しくお願いします。

本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する
『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright c1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all
rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION　「クトゥルフ神話TRPG」

【PC作成】

・継続でも有りだが新規で行った方が良いのかもしれない。
・推奨技能：聞き耳・目星
・準推奨技能：オカルト・図書館・戦闘技能
【あらすじ】
？「～♪」赤い服を着た少女が、薄暗い空間の中で楽し気に歌っている。
少女の周りには現実ではありえない鬼灯（ほおずき）がふわりふわりと。
？「あっ、今日も新しい迷い人が来た♪」
少女は、鬼灯の灯（ともしび）が消えると共に、ゆらりゆらりと霧になる。

【導入】

探索者達は、ハッと目を覚まします。
そして、ゆっくりと上半身を起こし周りを見まわたします。（目星等振らないで良いです。）
辺りは薄暗く、すこしだけぼんやりと数メートルだけ見える場所に居るようです。
アナタ達は、近くに自分の他に数名誰かが居ると気が付きます。
【幸運orアイデアを振ってください】
・アイデア成功
１、名前や数時間前の記憶を思い出し、ここへ来る前の記憶が少しだけ思い出します。
２、持ち物は無事の様です。
（大成功：自分の近くに植物の破片があり光っています。ふと、惹かれるような輝きを持っています。）
・アイデア失敗
１、名前だけがうっすらと思い出しますが、自信が無さそうです。
２、持ち物は、無くなっているようです。
（大失敗：Oh!!Baby！！あなたは一時的記憶喪失なるオマケに思考が赤ん坊のようになります。バブバブゥゥ！( *´∇｀)※1ターンは１０分でダイスは１D4を振ってください。）
～～～～ここでは、自分は誰なのか探索者達とやり取りをしてください。～～～～
※もし、発狂した場合【こぶし：１D3】でぶっ叩くと良いでしょう。行き過ぎた赤ちゃんプレイは醜態を晒すだけですから。
※一回でも成功したら正気を取り戻したって事にしてください。

１、目星をした場合
・成功：あなたの近くに優しく輝いてる欠片を見つけます。それは何かの植物の破片のみたいです。（AFの破片です。蒼い鬼灯ですが効果は無い）
・失敗：成功と一緒でお願いします。（大失敗：あなたはまだ寝ぼけてるのか、頭が動いてないでしょう。）

探索者達は軽く挨拶を済ませ、周りを見る。
辺りは薄暗く、少し前しか見えない。
ここはどこだろう？　なぜ、ここに居るのだろう？
そんな事は思い出せぬまま、アナタ達はそこへ目覚めた。


・もし地面を観るのであれば以下のシーンを。
探索者は地面を見る。
そこは闇の様に深い深い地面だと認識した。
【目星】成功or【幸運】成功：以下の情報を。
地面の先に、何かが居るのを確認する。　そこに居るのは、黒い何か？鋭い目つき、数本の触手が見え
ソイツは、アナタを観ていた。　そこでジッと・・・・SAN値C：1D3／1D6
※大きさを知りたいっと言われた場合、かなりデカイっと言っておいてください。

地面を触る場合。
・触っている感触はあるようでない。
まるで、実態を持っている「無」のようなのを持っているようだ。
・歩いた時の場合も似たような描写でお願いします。
SAN値C：1D3／1D6


カラン・・・・カラン・・・・

足音がする、遠くから小さい音が軽快に。

ここで全員が聞き耳をしてください。

*　成功： 何かが音を響いてると気が付きます。
*　失敗：何も分からないまま、遠くを見ている。
*　大成功：誰かが歩いてこっちに来ていると気が付く。
*　大失敗：ぽけーっと間抜けな顔をして何もしてない。

・ここでは、大成功したらその人のターンを行ってください。
・成功～大失敗はその後で。


何かがこちらに近づいてくる。
カランカランと音を鳴らして。

？「あらあら、こんなとこに居たのね♪」
少女のような声がこちらへ聞こえた。
幼く、子供のようにしゃべりかけては
まるで、自分たちがここへ来たのかを察知したような感じに声を掛けられ。
？「私は、鬼灯（ほおずき）宜しくね♪　
それにしても、ここ薄暗いでしょ？」（パン！っと祈るような仕草をした瞬間に、地面から人の頭と同じ大きさの鬼灯が出てきた）
ボォ！っと中身が少し透けてる鬼灯の中に火を灯す。


ここでSAN値チェックを行ってください。
成功：SAN値回復1D2。（大成功の場合は、SAN値回復１D3）
失敗：減少無し。（大失敗の場合、なぜか恐怖をしてしまう。SAN値減少：1D3）

鬼灯は、手のひらをパン！っと叩くと、乾いた音と共に探索者達の周りが火を灯した鬼灯に囲まれる。
温かく、優しく、包まれるように・・・・

鬼灯「私は、アナタ達に危害を加える気は無いよ♪
　　　私は、あくまでアナタ達を導く存在だから」

すると、鬼灯の後ろに青い光が輝き、大きな扉が現れます。
扉の僅かな隙間から煙が出て来る。
・扉は、かなり頑丈で重そうな雰囲気を漂わせています。
・開ける時、見かけによらずスッと開きますが、横の断面をみるとかなり分厚いです。
・もし、何かを探すのであれば目星をすると良いでしょう。
* 大成功・成功：扉をよく見ると、紋章が描かれていて、それは一回でもみてもすぐに覚えられる紋章です。
* 失敗：なにかが描かれてるぐらいしか思わなかった。
* 大失敗： なに描かれてるけど良いやっと扉を引こうとした。おっと開かないゾォ？鬼灯がドヤ顔しながら「引いてダメなら押して見なーｗｗｗ」（盛大にバカにするようにRPしてください。）

探索者の大半は、鬼灯を連れて行こうとしますが
扉の向こうへはいけません、無理に行かせようとやめた方が良いでしょう。
彼女にとって、扉の向こうは思い出したくもない惨劇が待っていますから。

探索者達は扉を開けた、煙がすざましく先が見えない。
でも、ここに居ても仕方ない。行くか。
そう決心して前へと進んだ。
鬼灯を残して・・・

鬼灯「鬼に捕まらないように、どうか・・・どうか気を付けて・・・」（心配そうに声を掛け）

探索者達は、扉の向こうに何かが居たのだろう。
全員、何かに捕まれ吸い込まれてしまった。

【探索】

吸い込まれてしまった先、探索者達は目を閉じていた。
全員、目を開くとそこにはあまりにも非現実的な空間が広がっていた。

そこは赤い世界だ。
ペンキの様なのがドロリ・・・時には血飛沫（ちしぶき）をあげたかのような悲惨な光景が広がっていた。
※赤いような液体は、血です。しかもまた新しい物。　SAN値C：1/1D3

ここで聞き耳をしてください。
成功：どこからか声がする。（大成功：声がする方向を向くが蒼い炎に包まれた何かをみてしまう。）
失敗：ぼそぼそっと何かが聞こえるが聞き取れなかった。（大失敗：背後に何かの気配を感じ振り向いたら、巨大な鬼の様なのを見てしまうSAN値チェック成功1ｄ6、失敗1ｄ10）

夜焦りの暗がり　闇は人を孤独にする

そんな声がした。
だけど、その声はどこか寂しそうだ。　誰かを待ってるかのように。
それとも、誰かを恨んでいるかの様に・・・

※ここで大失敗をしてしまった人は、いきなり巨大な鬼の様な存在を見てしまいました。SAN値C（1ｄ6/1ｄ10）
しかし、その存在は霧のようにｽｩ････っと消えてしまいます。
※大成功をした探索者のみ、ここで幸運を振って成功したら1ｄ3振らせてください。結果はAFの個数です。
地面を見ると蒼く光る鬼灯が転がってます。（取得可能で、アーティファクトとして扱ってください。）

アーティファクト
「蒼い鬼灯」
１、所持者に、定期的に何かの気配を感じ取れるようになります。それは鬼の気配です。一度だけダメージを受ける事になってしまったら、蒼い鬼灯から蒼い炎をボワァァ！っと出して攻撃を守ってあげましょう。その時に蒼い鬼灯は消えます。
２、一度だけ「蒼い鬼灯」を犠牲にして、魔法が使える様になります。使用者には何も問題はありません。
※アーティファクトを取得した場合、シークレットダイスで振ってください。1ｄ6で2・4が出たら鬼を出現させてください。
探索時・アーティファクトを所持時込みでシークレットダイスを振ってください・１ｄ４（１～４の数字は、部屋のどこかに出現するのでその時に物音等をたたせてください。ダイスは振らなくて聞き耳された場合でOKです。
１：中央
２：鬼の間
３：灯の間
４：書斎

アーティファクトを取得し鬼が出現してしまったら
・対象者は、ここで気づかせるのが無難でしょう。この時点では背後を取られていますが殺意を向けているので気が付くでしょう。
・後ろを振り向いた場合、この時の鬼の状態は実体化を進めている状態で、ただただ殺意を向けているだけです。
もし、行動をするのであれば悲鳴を上げるなりするが良いでしょう。
・探索者達がここで行動を起こし異形の存在を見る場合はSAN値C（1ｄ6/1ｄ10）
・尚、ここのターンはすぐにどこかの部屋へ行くのは構いません。その場合、気が付いてない探索者達に幸運ロールをしてください。
成功：気が付いてない。
失敗：気配がして振り向いてしまう。
・別の部屋へ移動する時、幸運ロールが成功していれば指定の場所へ行かせてください。
・幸運ロールが失敗した場合は、戦闘を行こうしてから、脱出するか否か探索者達へ決めさせてあげましょう。（脱出判定：DEX×５成功）

【各部屋の探索】

※部屋は初めに召喚される部屋から・中央・灯（ともしび）の間・鬼の間・書斎だけです。
中央
～ここは何故血だらけなのだろう、当たりは一面血の海だ。肉片が転がり無情な表情を浮かべてる少女の頭部が転がっている。～
ここで、探索できるのは丸い机、椅子、刃が折れているハサミ（目星が成功した場合）のみです。
【ここは目星と指定された時のみ探索】
１、丸い机：見取り図を手に入れます。
２、椅子：ボロボロだったり激しい損傷を起してたりしていて、何者かが激しい戦闘を行ったのだろう。
３、刃が折れているハサミ：この汚れ切った空間なのに、どうしてこのハサミだけは綺麗なのだろう？（目星大成功した場合：ちなみに、持ち手だけで１５ｃｍあり汚れが一切無い。きっと元の状態はかなりの大きいハサミなのだろうと認識する）
４、少女の遺体を調べる：医学もしくはアイデアを振って成功したら、それは鬼灯の遺体だっていう事を分かってしまう。SAN値C：1D2/1D6

澪子と一緒に居る状態で脱出してしまった場合。BAD　END２へ


灯（ともしび）の間
～探索者達は中央の部屋から左の部屋へ入った。そこに入ると暗闇が拡がり辺りがポウっと提灯に火が灯る～
※ここで聞き耳ロールをしてください。
成功：部屋の奥から女性の声がする・・・
大成功：女性の声がするとこが分かり、姿を見てしまう。
失敗：周りの提灯が気になって見惚れていた。
大失敗：あれぇ？きれいだなぁ？ここはなんだろぉ？っていう感じにバカになってください。そして、段差に躓いて倒れてダメージを与えてください。※1D3で判定

女性「ここだよ、ここ」
っと女性の声がした。スタ・・・スタ・・・っとこちらへ歩いてくるのと同時にマスクを付け赤みの掛かったショートヘアーで、赤いコートを着た女性が目元を笑みを浮かばせながら。
すると、探索者達を見つめて。
女性「うんうん、君等はもしかして鬼灯に連れて来られたのかな？」
ここで探索者達に軽くしゃべらせてください。
女性「そかそか、これはえらい大変なとこに連れて来られたもんだねぇ」っと慰めを言った。
女性「ところでさ、君たちに聞いてもいい？ワタシ、綺麗？」
※綺麗じゃないって答えられたら、スンスン泣かせましょう。酷いよぉって言って壁の隅っこで泣いてます。
※出来る限り、探索者達と行動させるように上手く誘導させてください。
ここで探索者達にYESかNOで答えさせましょう。ちなみに相手はAPP１８のどちゃくそ美女です。マスクしてるのが勿体ないぐらい
・ここで適当にRPしたら、赤い女性は「私は口裂け女の、澪子（れいこ）って言うの。よろしくね♪」って感じでキャピ☆っとおちゃらけてください。SAN値C（0/1）
澪子「あ、私は別にアナタ達に危害なんて加えないからね？」っと両手をあげて降参のポーズをします。

【口裂け：澪子】
性別：女　年齢：不明
出身など：不明
【身体能力】
HP：14　MP：13　SAN：65
STR：18　CON：15　POW：13　DEX：20　APP：18　SIZ：13　INT：13　EDU：13　DB：+1D4
【戦闘技能】
組み付き：99　※成功したらマーシャルアーツを行ってください。※２、更に組み付きでベリィ・トゥ・ベリィなど可能（3D6）気絶判定
マーシャルアーツ：99　※3D6で振ってください。
切り裂き：85　※ハサミ所持のみ使用可能（1D6+1+DB）大成功した時のみ部分切断可能（それだけ鋭利なんです。）
回避：70
性格
・明るく陽気な女性をイメージしてください。
・おっぱいは・・・すごく・・・大きいです・・・( ੭˙꒳ ˙)੭＜OH!　YEAHHH!!
特殊技能
・刃が折れているハサミを渡すと、折れていた刃が再生されて元通りになります。（所持品：澪子の銀鋏（ぎんはさみ））
・一緒に探索してほしい場合は初期値で。（ただし、一緒に探して欲しい場合：探索者依存で澪子の初期値+で探索可能）

・探索者達と軽く会話をしたら、澪子を探索者達と一緒に行動するように誘導をすると良いでしょう。
・このNPCは戦闘でのお助けキャラなので、いざという時は結構な働きをするでしょう。
・もし、別行動をしたいっと言われたのならピンチの時に駆け付けさせて信用させましょう。もっとも、澪子は必要な殺生は避けているので基本的に戦いは好みません。

澪子が灯の間から出ようとすると結界が貼られています。
澪子に刃が折れているハサミを差し出して、結界を解除すれば澪子と共に行動が出来ます。
・澪子「ようやく結界を切り破れるなぁ。んしょっと」ジョキンっと鈍い音がして、結界がガラスが割れるかの様に崩れ落ちます。
もし、探索者達がハサミを持ったままで別行動をする場合は、何らかの原因で灯の間から脱出をしますが体力が減っている状態にしてください。（1D3ダメ算出）

澪子の目的：鬼灯の所有物である【血塗られた刀】の回収です。
ある程度、仲良くなりお互いが信頼を持てるようになったら目的を言いましょう。
もし、嫌悪にするのであれば目的は言わなくても良いです。
澪子は、口裂け女っという怪異ですから。

【澪子に心理学をしてしまった場合】
成功：澪子の昔の記憶を見せられてしまいます。第三者として観ているところの描写です。
小さい子供や大人と目が合えば、「私、綺麗？」っと言われ綺麗じゃないと答えた人を口を切り自分と同じような切り傷を負わせ、恐怖で怯えてる姿を快感を覚え眼球・舌を切り断末魔の叫びをあげてるとこを楽しんでいる澪子の姿。
そして、鬼灯と会い、始めは戸惑いながら慣れない保護をしているが、鬼灯の笑顔に癒され母性本能が芽生える。それから人殺しをする事が無くなり鬼灯と一緒に過ごし、初めは殺戮者の様な表情だったが優しい母親の様な表情をするようになった。
（キーワード）狂気と愛情　SAN値C：1D2/1D4減少
失敗：殺される目線で澪子がしてきた事を見せられる。
昔の澪子に遭遇し、身体が膠着（こうちゃく）する。　澪子がこちらに来て「私、綺麗？」っと言われる。　察しているのに口が勝手に動く。
嘘でも助かりたい意思で「綺麗です」っと答えるだろう。ただ、当時の澪子は汚れていた。黒髪でボサボサ。マスクには血が付いてる。目はギョロリとしていて恐怖を煽られる。言ってしまったのだ・・・「綺麗じゃない」っと。
そして、澪子は怒り狂いアナタの眼球や口を裂き、喉を切り腹部まで割かれて心臓を食われる夢を見せられた。澪子の顔は笑っていた。
（キーワード）狂乱の澪子　SAN値C：1D3/1D6減少

【窓があるかと言われた場合】
（KP情報：ここは続編への伏線です。続きをしたい者が居れば知らせると良いでしょう。ただし、それなりの代償を払わせるでしょう。）
・窓の外を観てしまう場合。以下のシーンを送りましょう。
探索者は窓の外を見る。そこには赤と黒の世界だ。イメージ的には、夜へと深くなってしまったぐらいの空。
地面には、真っ赤な華が咲き誇っている。（花を調べたい場合は【生物学】にて成功：彼岸花だと知る。『情熱』『独立』『再会』『あきらめ』『転生』『悲しい思い出』『思うはあなた一人』『また会う日を楽しみに』これらは花言葉です。※花言葉は出来ればKP情報が良いでしょう。なぜなら、これを知ってしまったら探索者はきっとある事を察するのでしょうから。）
・遠くの方に赤いマフラーを付けた若そうな女性がこちらを見つめている。
何をしているのだろう？　なんだあれは？　っと怪しむでしょう。
ふと、嫌な予感が過った。　SAN値C：0／1減少
※女性に話かけても無反応です。　なにをしても、ただただ皆さんを見つめているだけです。
仮に、【目星】を振らせましょう。もしかしたら、何かが見えるのかもしれません。
成功：女性の顔を見る事が出来たアナタ。彼女を表情はやけに悲しそうだった。
そして、涙を流している事に気が付いた。
【目星】に成功したら、シークレットダイスで女性からの【心理学】を振らせましょう。値は50％
・【心理学】が成功してしまった場合。以下の情報を。
アナタは、女性から何かのメッセージを受け取りました。
それは口から送られたようなものではなく、脳内へ直接叩きつけられるかのようでした。
「その口裂け女と、鬼灯の少女を助けてあげて。きっとアナタ達にとっては・・・・」
その後は、なにも聞こえなくなってしまった。
不可思議な経験を味わった。　SAN値C：0／1D3


【書斎】
～次の部屋へ入ると本棚がズラリと並んでいる。そして、ﾁｶｶｶｯと電球に光を灯し探索者達に明りを灯す～
ここで聞き耳ロールをしてください。
成功：大人の女性の声がどこからかした。
失敗：ぼそぼそと何か聞こえたが気にしなかった。
※ここでは、大成功・大失敗は同じ扱いになります。改変したければ鬼が出現するかどうかでしてください。即座回避が出来るのでドアを利用すればその場しのぎが出来るのでしょう。

人はいつか沈み行く、暗闇の中に朽ち果てていく
闇は時に人を変え、自己を見直させる

そんな声がどこからか聞こえた。
気のせいなのだろうか？　でも確かに探索者にその声は届いたのだ。
淋しそうな声を上げ。

【ここでの探索可能な位置】
地図を見て上から本棚の列が「漫画や絵本・神話書や都市伝説・鬼灯の資料」
図書館が成功と失敗・大失敗で得られる情報です。
１、漫画や絵本を探索した：メモ・新聞を切り取った記事を発見。
２、神話書や都市伝説を探索した：口裂け女に関する資料と「霧鬼（むき）」と赤い服を着た少女に関する資料を発見。
３、鬼灯について探索した：鬼灯（植物）の資料を発見。
資料一覧（時間経過は長くても３０分程度で）
・メモ：闇には気を付けろ。特に光が小さいとこは。（裏：奴は動きが遅い。出現する途中は威圧しか出来ないからすぐに逃げろ。）

・新聞記事：３０年以上の昔の記事。内容は１０歳の少女惨殺事件か？首をねじ切られ、首から腹部まで鋭利な刃物で切られ臓器が無くなっている死体を発見。身体のところどころに殴られたような跡があり膣内から何等かの液体がこぼれていた。っという記事。
気持ち悪い記事を見てしまった探索者はSAN値C：0/1D3

・口裂け女：口元を完全に隠すほどのマスクをした若い女性が、学校帰りの子供に 「私、綺麗？」と訊ねてくる。「きれい」と答えると、「……これでも……？」と言いながらマスクを外す。するとその口は耳元まで大きく裂けていた、というもの。「きれいじゃない」と答えると包丁や鋏で斬り殺される。（Wikiから）

・霧鬼（むき）：霧のように実体を作り。対象者の背後に現れて不意打ちを狙おうとする鬼。実体化が進んでる間は威圧しか出来ない為、身体を動かす事は出来ない。動きが遅いが力はかなり強い。蒼い炎に弱くすぐに退散するらしい。

・鬼灯（植物）：ナス科ホオズキ属の多年草。またはその果実。カガチ、ヌカヅキとも言う。
原産地は東南アジアで、近縁種が南欧やアメリカ大陸など温帯に自生している。主に観賞用や食用として栽培されるが、野生のものもある。（Wikiから）

・鬼灯（赤い服の少女）：１０歳ぐらいの幼さが残る少女。彼女の周りに赤い炎を灯してる鬼灯を宙に浮かせている。
彼女は、過去に殺人に遭ったと言っているが詳細は不明。まぁ、そんなもん言って良いモンじゃないでしょうし、余程コアな趣味の持ち主じゃないとヌけ無いでしょう。私はどっちかと言えば、カワイイお洋服を着させて、おんぶしてお散歩とかしてる方が余程良いと思いますね。（M,Sっと最後に名前が書かれている。）

【大成功したor再度３を図書館をしたor図書館成功場合】
・メモ？を発見：【緋色の紋章】（門の絵が描かれており、その絵は鬼灯みたいな絵が描かれている。）
※１、使用する場合、1ｄ3のダメ+1ｄ6のMP消費をし始めて来た場所にて詠唱します。
２、詠唱時間は1ターン１2秒です。詠唱完了は3ターン。ただし、「蒼い鬼灯」がある場合は即時詠唱可能。
３、KP情報：この【緋色の紋章】を持った対象者が【鬼の間】にある【台に置いてある血に濡れた刀】を持った場合、【緋色の紋章】を持っていないと抜けなかった刀が抜ける様になる。※霧鬼が出現してる場合のみ使用可能　
・追加技能：刀技能+50％上昇　1D10でダメ―ジ判定


__【鬼の間】
～二つの扉を開けるとそこには、花火が上がっている風景が見え手前には祭壇のような物があった。～
～なんでだろう？　そう、探索者達は思うのだろう。　きっと不穏な意味があるのだろうだから。～
※ここは、明りがありません。月の光と花火の光で照らされているぐらいです。
※花火の音は、そんなにうるさくはありません。
ここで探索可能な所
・祭壇（扉を開けて正面）・標本（左手前）・台（左奥）
１、祭壇を調べた：祭壇を調べた探索者は、とある瓶を見つける。暗くて良く分からないがドロっとしてて光に照らすとどす黒い何かの液体だと分かる。医療に携わってる人が入れば、それが「何か」は分かるだろう。
入手品：何かの液体が入った瓶
※医学－20％で成功、もしくは明りを照らして調べるで医学成功：中身は血液だという事に。知ってしまったらSAN値C：0/1D2

２、標本を調べた：そこにあるのは、なにかの物体だった。よくそれを見るとそれは保健体育でも、中学の時に習う人間の身体について学んだだろう。小さな子宮だったり、瓶に詰められている奇妙な生物が置かれてあった。SAN値C：0/1D3

３、台を調べた：台を調べると気味の悪い棒を見つけた、それは【血に濡れた刀】だった。SAN値C：0/1
※１、【緋色の紋章】を持っている探索者・持っていない探索者が抜こうとするとガッチガチに何かで固まってて抜けない。
※２、おまけに、血がまだ新しく手にべったりと付いている。SAN値C：0/1D4
もしも【血に濡れた刀】と【緋色の紋章】が別々の探索者が持っていた場合
【血に濡れた刀】を持っている探索者に声が聞こえる。
少女の声「早く・・・紋章を手に取って・・・そして、その刀でアイツを切って・・・」
切ない声だが、憎しみの声が探索者に聞こえた。SAN値C：0/1
キーワード「緋色の憎しみ」

祭壇を調べる前にKP行動
他の探索者が標本や台を調べている時は、先にそっちを処理した方が良いでしょう。
なぜなら、祭壇を調べてたら霧鬼が現れるのですから。
※ここで幸運を振ってください。
成功：探索者は気付き、回避をさせましょう。
失敗：探索者は気付きますが、気付くがタイミングが遅くダメージを受けてしまいます。
※探索者に【何かの液体が入った瓶】を祭壇に戻した場合、ここで霧鬼がその瓶を拾って飲んでください。
（KP情報：その瓶は、処女の血液で怪異が飲むと一定期間の間強化される。HP+1D10～20増加）
【戦闘ラウンド】
【霧鬼】
【身体能力】
HP：18　MP：10
STR：22　CON：17　POW：10　DEX：10　APP：3　SIZ：19　INT：6　EDU：0　DB：+1D6
１：装甲　3ポイントの厚い皮
２：呪文　INT9ポイントごとに1つの呪文を知っている。
３：正気度喪失　空鬼を見て失う正気度ポイントは0/1d10
【戦闘技能】
組み付き：30％　
１、成功時：回避不可。噛みつき（頭部への捕食）即死※3ダメ以上入れば探索者を離す。
２、成功時：回避不可。締め付け毎ターン1D2振ってダメージ計算※3ダメ以上入れば探索者を離す。
かぎ爪：30％　1D8+DB
突進：40％　1D6+DB

もしも【血に濡れた刀】と【緋色の紋章】が別々の探索者が持っていた場合
【血に濡れた刀】を持っている探索者に声が聞こえる。
少女の声「早く・・・紋章を手に取って・・・そして、その刀でアイツを切って・・・」
切ない声だが、憎しみの声が探索者に聞こえた。SAN値C：0/1

鬼の間に居る時
・鬼の間以外、探索済みでしたら探索者達が鬼の間へやってきて探索し終わったら強制で出現させましょう。
それ以外の時、鬼の間は出現させないでください。

中央・灯の間・書斎に居る時
・なお、それ以外の場合はダイスを振って鬼がどこに出現したのか運試しをしてください。1D4

【終わり】

鬼の間で霧鬼を撃退したら、中央の間で脱出の出口の呪文を唱えましょう。
その場合は、スキップで構いません。
なお、鬼との戦闘中にて中央の間で脱出の出口の作業をしてる場合ターン制に気を付けてください。

描写
再び、ここへ来る前のあの扉が探索者達の前に出て来た。
そして、一度見たら忘れないような紋章が描かれてあった。
探索者達は扉を開け、部屋に入ると初めの空間に出て来た。

鬼灯「！！　帰ってきたの！？」
鬼灯は随分と心配そうにして、探索者達に駆け寄った。

澪子「よ、鬼灯ちゃん♪」
ニコっと澪子が挨拶をし

鬼灯「澪子！！　無事だったのね！！」っと澪子に抱き着いた。

澪子「いやー　これでひとまず安心ってところかなー」やれやれ(´ω｀)っと鬼灯の頭を撫でる澪子

鬼灯「ううん、まだだよ
この探索者達を現実の世界へ戻してあげないといけないんだけど、ここだと戻せないの・・・」

探索者達が何か言えば、鬼灯はこう答えてください。

鬼灯「みなには悪いけど、まだ先へ行かないといけない。」

ここで、鬼灯が目星を振ってください。目星50％
もしくは、刀の所持者が鬼灯にアクションをした時。

鬼灯「あれ・・・？　その刀・・・」
驚いた表情で探索者が持っている刀を見つめ。

鬼灯「その刀ね、元々私のなの・・・
　　　返してくれるかな・・・？」

ここで分岐です

返して貰ったら「ありがとう！」っと言って、抜けなかった刀が何故か抜けます。
そして、別の壁にボソボソとしゃべり始め、刀は紅く、美しい色をした炎を出しはじめ
鬼灯の容姿が変わります。

さっきまで少女だった子が、大人の女性に変わって居る事に・・・

その時、壁には赤い線が引かれた紋章が現れ扉が開きます。

鬼灯（大人）「さぁ、みなさん・・・私についてきてください。」
色っぽく、大人びた鬼灯に探索者は着いて行くだろう。

歩んで行った探索者達の背には再び闇が来る。
急に静かになった闇に包まれて。

探索者は、ここへ来る前に居た場所で起きた。
さっきのは夢だったのだろうか？
現実なのだろうか？
アナタの手元に何か違和感を感じる。
手を開いてみると、蒼い炎を灯した鬼灯を握りしめていた。

終わり。

【エンディング】

True END
上記のまんまで良いです。
・全員生還。
・澪子にハサミを渡した。
・鬼灯に血塗られた刀を渡した。
生還報酬　1D10+5

神話技能上昇
・霧鬼　1

Normal END
鬼灯に刀を渡すのは危険だと思い留まった。
鬼灯「そかぁ・・・やっぱり信用出来ないよね・・・」っと悲しそうな表情をしてます。
鬼灯「それじゃ、ここから移動しようか！」っと空元気で探索者達に言い。
探索者達は再び緋色の紋章で詠唱を始め扉を創造し脱出するのだろう。
次の恐怖へ向かってるのも知らずに。

・探索者が死んでしまった。
・鬼灯に刀を渡さなかった。
・澪子にハサミを渡さなかった。

生還報酬　1D10

アーティファクト
１．【緋色の紋章】
２．【血に濡れた刀】

神話技能上昇
・霧鬼　1

Bad　END
１、
探索者達は無残な死を遂げてしまった。
もう、脱出する事は叶わない。
元探索者達は呆然と霧鬼と澪子が戦闘してるのを見ている。
あぁ・・・きっと、澪子だけでも脱出はするんだろう。
そうぼんやりと思い老け戦いは終わった。
澪子が勝ったのだ。
そして、探索者が持っていた刀と紋章を探ってる時。
澪子の様子がおかしくなったのだ。
そう、結局は怪異という化物だ。
探索者達の心臓を食べていた。
嬉しそうな笑みを浮かばせ、美しい唇を鮮血で濡らし。
彼女は食べ終え、集める物を集めたら脱出したのだった。

・全員ロスト

２、
鬼の間に行かずに探索者は初めに来た空間へやって来た。
そして、鬼灯は澪子と遭遇するも大事なモノが無いと落ち込んでいる。
鬼灯は言う。ここのどこかでさっきの呪文を使えば元の世界へ戻れると
だが、彼女たちは探索者達に着いて行かない。
永遠の闇に2人は過ごすのだ。
だが、2人にとってはそれが幸せなのかもしれない。
永い命を削るのと共に愛する二人は永遠といるのだから。

・鬼の間に行かずに脱出END。

【あとがき】
この度、闇に背を。を読んてくださったKPさん、プレイをしてくださったPLさん今回の作品は如何だったでしょうか？(:3 」∠)
正直、楽しんで貰えたかな？　こんな感じに詳しく書いてて大丈夫かな？っと不安になりながらも書いてみたシナリオです。
今回のシナリオに出て来たアイテム等、全てオリジナルなのでどっかしら被ってるんじゃないかと思われます。
ぶっちゃけ、個人的に分かってるのであまり気にしていません！！
って言うか、たぶん被ってるかも・・・？(´；ω；｀)
まぁ、それはさておき知りたいものはあるんでしょう！
今回も簡単に人物の説明をさせて頂きます！
んなもん興味ねぇよ！！って方はすっ飛ばしてOK!

まずは、鬼灯についてです。
彼女は、新聞記事に乗っていた被害者です。
そして、中央にある無情な表情を浮かばせているのは、鬼灯の遺体です。
さらに言えば、他にも被害者が居ますが何故か彼女だけの記事が切り取られていました。
何故かと言うのは、続編で明かそうと思います。

次に、お助けキャラの澪子です。
彼女は、口裂け女っという都市伝説の怪異です。鬼灯が怪異の仲間入りした時に初めて会ったのが澪子姐さんです。
鬼灯がずっと泣いてて、澪子は慰めたりしてたら懐かれたっという感じです。
その事も続編で書こうかなーって感じですね。

霧鬼についてです。
これは、空鬼を元にした怪異です。
なら空鬼で良いじゃん！って思いの方が居るんですけど、霧上で出現させる神話生物が欲しくて尚且つ鬼タイプが良かったのでオリジナルの神話生物を作りました。